エフェソス都市遺跡
トルコの南西、エーゲ海を近くに望む丘陵地帯にある
小アジア最大の古代都市遺跡:エフェソス。
紀元前11世紀にイオニア人が建設した良港の都市国家だったが、
港が土砂に埋まったり、伝染病が発生したため、山間部に遷都した。
ここで再び町は繁栄し、人口25万人を数えるほどの大都市へと発展した。
町には野外劇場、図書館、体育場のほか、売春宿や公衆トイレ、
公衆浴場の跡なども見られ、当時の繁栄ぶりがよく伺える。
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港のあった場所から野外劇場まで延びていたアルカディアン大通り
かつては道の両脇に商店が並んで賑わっていたという
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半円の直径が158mもある地中海文明でも最大級の野外大劇場
収容人員は約2万5千人
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野外劇場からセルシウス図書館へと続く大理石通り
売春宿の看板石がこの通りに残っている
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ローマ時代、アレキサンドリア、ベルガモンと共に
三大図書館の一つに数えられたセルシウス図書館
約12万冊もの蔵書を誇ったという
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セルシウス図書館横にあるマゼウスとミトリダテスの門と、筆者
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1世紀に作られたという公衆トイレ
水洗式で穴の下に水が流れていた
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公衆浴場の跡
脱衣室や大広間もあったという
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皇帝ハドリアヌスに捧げられた神殿
アーチや壁の至る所に、神話の登場人物が刻まれている
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