◆ アンカラ・エクスプレス
首都アンカラ〜イスタンブールまでを寝台特急に乗って行った。
深夜のアンカラ駅のロビーには、日本人ツアー客だらけで驚いた。
旅行会社は異なっても、だいたいこの寝台列車に乗るのはお決まりらしい。
列車が入線すると、先頭車両に行って写真を撮ってしまうのは、
日本人の習性なのか?
全車両個室の寝台車は設備もなかなかそろっていて、ちょっとしたホテル並だった。
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◆ くちびる
トルコツアーも内陸部に差し掛かると、あっという間に唇がカラカラになった。
ひび割れて、どんどん皮がボロボロになっていった。
かな〜り、乾燥してるんだなと思った。
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◆ シルクロード
コンヤ〜カッパドキアの間は古くからの東西交易の要、シルクロードだ!
地平線の彼方までまっすぐに伸びる道を、バスでひたすら走って行った。
畑や周りの山で、黄色一色の世界だった。日没にもなると、
その黄色の世界がだんだんと青くなり、夜の闇に変わっていくのは印象的だった。
キャラバン(隊商)宿の跡や町が、ところどころに点在していた。
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◆ トルコじゅうたん
トルコといえば、やっぱりじゅうたん?
カッパドキアでは、じゅうたんの工場兼販売店を見学した。
何もないちょっと広めの部屋に通されて、部屋の隅のソファーに座っていると、
店のおじさんたちが次々と入ってきて、
あれこれとじゅうたんの説明をしながら、どんどん床に敷いていく。
これでもか、これでもか!というぐらいに、
巨大なものから玄関マット程度のものまで、ひたすら敷きまくる!
この敷き方もまた職人芸で、巨大なじゅうたんがクルクル〜ッと、
アッという間に床に敷かれていく。
これを見ているだけでもけっこう楽しい!値段は?と聞くと、
一番小さくて安いものでも数万円だった。
後で、全部片づけるのは大変だっただろう。
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◆ トルコ料理
世界三大料理の一つ、トルコ料理。ピザみたいなものや、
下ごしらえ途中みたいな肉料理が出てきて、これがトルコ料理?と思ったが、
やっぱりそうだった。
一番美味しかったのは「ケバブ」系の肉料理。ドネルケバブやシシケバブなどなど。
肉を焼いた後、薄くスライスされたところにバターを溶かしたのをかけて、
ヨーグルトをつけて食べるのはとても美味しかった。
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◆ ハマム(トルコ風呂)
最初に腰巻きだけつけて、ちょっと温めのサウナに入る。
一通り全身に汗をかいたら、大理石の浴場へ。
ステージ状になっている石の台に寝転がって、まずは垢すり。
軽く洗い流して、また寝そべっていると、泡の詰まったタオルを、
上から絞り落とされて、全身アワアワに...。
そのまま(洗いながら?)マッサージもしてもらって、けっこう気持ち良くなった。
不思議なお風呂だ。
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◆ パン売り
街の路上や交差点などの至るところで見かけるパン売り。
巨大なドーナツ状のパンを、何十個も円形に積み重ねて売っていた。
ガラスケースの中に入っているならまだしも、
外気に吹きっさらしにされて、売られているのも多かった。
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◆ モスク
トルコは、ほぼイスラム教徒の国。
ということで、どんな田舎町に行っても必ずモスクがあった。
ミナレット(尖塔)が遠くから見えるのですぐにわかる。
ドーム状の屋根になっているがほとんどだが、普通の学校みたいな建物もあった。
日本でいうと、神社と鳥居みたいなものか。
イスタンブールには、そこら中に巨大なモスクがあり、
日没近くになると、夕焼けをバックに見る何本ものミナレットは美しかった。
海峡の町であり、坂の多い町であるため、絵になるポイントはいくらでもある。
その最高峰といえば、やはりブルー・モスクだろう。
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◆ リラ
トルコの通貨はリラ。
インフレが激しく、ジュース1本買うにも数十万トルコ・リラするので、
紙幣で払う方としては一苦労!
ゼロが何個もならんでるし、肖像画はどの紙幣でも同じ人なので、
それが何万トルコリラの紙幣なのだか、ぜんぜんわからない。
一、十、百、千、万、十万....といちいちゼロを数えて確認してから払った。
一千万トルコリラ紙幣なんて、カンベンしてくれ〜!って感じ。
途中から、下3桁のゼロの色が違っていることに気づいて、ちょっとショックだった。
い、今まで必死に数えていた苦労は...?!
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