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PAMUKKALE & HIERAPOLIS
パムッカレ & ヒエラポリス

パムッカレ

世界でも類を見ない大自然が作り上げた景観、パムッカレ。 トルコ語で「綿の城」を意味する通り、真っ白い段々畑のような天然のプールが、 崖の斜面に無数に広がっている。 山の中腹より湧き出した石灰質を含む鉱泉が、 下の平地へ流れ落ちる途中で温度が下がって凝結し、 数千年もの時間をかけて、崖を純白の石灰棚として染め上げていった。 正に、大自然の営みによる芸術品と呼ぶにふさわしい景色である。
パムッカレ1
現在では温泉の流れが調整されているため、この辺りに水はなかったが、 白い石灰棚はまぶしかった
パムッカレ2
唯一、裸足で歩いていくことのできる遊歩道
ただし、足の裏はかなり痛い!水着で泳いでいる人たちもいた
パムッカレ3
崖への入場は規制されているため、遠くからしか石灰棚を見ることができなくて、 ちょっと残念だ
パムッカレ4
夕陽が映る石灰棚もまた、神秘的な美しさを見せる

ヒエラポリス

パムッカレの石灰棚の頂上部にある、ヘレニズム時代のヒエラポリス遺跡。 紀元前190年ごろ、ペルガモン王エウメネス2世がローマ軍と共にシリアと闘い、 その貢献に対して送られたのがヒエラポリスの町だといわれている。 その後、ローマ帝国の支配下になり繁栄を続けるが、 数々の地震による崩壊のため、廃墟と化してしまった。
ヒエラポリス1
ヒエラポリスの北側にある墓地:ネクロポリス
遺跡の間をぬう細い道に、観光バスの往来が激しい
ヒエラポリス2
山の斜面に、大小さまざまな墓や石棺が散在している
ヒエラポリス3
北の浴場跡にある、巨大な石のアーチ
温泉の出る地域だけに、浴場の跡は多い
ヒエラポリス4
町のメインストリートだったアルカディアン大通りの北端にあるドミティウスの門
三つのアーチと、両脇には崩れてしまった円塔がある